錦鯉ってどう飼うの?初心者が錦鯉を飼う前に知っておきたいこと

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こんにゃちは!

我が家には10年ほど生きている二匹の金魚がいます。

水槽の中をのんびり泳いでいる姿、ご飯を食べている姿を見ているととても癒されます。

こんな環境で暮らしています
いつもくっついているほど仲良し

もし庭に池なんかがあったりしたら、錦鯉とか憧れちゃいますよね。

この記事では、脳内で錦鯉を飼えるくらい、錦鯉について調べまくった成果をまとめていきます。

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錦鯉とはどんな魚?

川沿いを散歩していると、なぜか野生の黒や灰色の鯉に混ざって紅白色だったり金色だったり鮮やかな鯉がいたりしますよね。

子供の頃は、「この川のヌシだー!」と見つけては喜んでいましたが…

錦鯉は人間の手によって交配されて生まれた種なので野生には本来いるはずのない存在です。

ごく稀に突然変異、または隔世遺伝で生まれることもあるみたいですが、実際は、人間が河川に放流してしまったり、増水で公園の池などで飼育されていた錦鯉が流れてきてしまったことが原因で、野生の鯉の群れに紛れていることがほとんどです。

錦鯉は約200年前に、食用として養殖されていた真鯉から突然変異で生まれ、それを観賞用として選別したり交配したりして養殖したのが錦鯉の発祥と言われています。

品種について

農林水産省が「錦鯉系統交配図」をポストしていました。↓

錦鯉の品種は非常に多く、細かい分類を含めると100種類以上存在すると言われています。

錦鯉のJAS(日本農林規格)では、以下の21種類の品種が定義されています。

  • 紅白(こうはく)
  • 大正三色(たいしょうさんしょく)
  • 昭和三色(しょうわさんしょく)
  • 白写り(しろうつり)
  • 五色(ごしき)
  • A 銀鱗(A ぎんりん)
  • B 銀鱗(B ぎんりん)
  • 変わり鯉(かわりごい)
  • 孔雀(くじゃく)
  • 九紋竜(くもんりゅう)
  • ドイツ鯉(どいつごい)
  • 光り模様(ひかりもよう)
  • 衣(ころも)
  • 丹頂(たんちょう)
  • 光り写り(ひかりうつり)
  • 光り無地(ひかりむじ)
  • 秋翠(しゅうすい)
  • 浅黄(あさぎ)
  • べっ甲(べっこう)
  • 緋写り・黄写り(ひうつり・きうつり)
  • 無地(むじ)

※JAS(日本農林規格)とは、農林水産・食品産業分野における日本の国家規格です。

飼育に必要な環境とは?

錦鯉を飼育するには池をイメージしますが、水槽やプラ池でも飼育することができます。

水槽や池に錦鯉を入れるときは、病気を持ち込まないように、飼育水に塩を入れる塩水浴をしてから放つ必要があります。

また、環境の変化で鯉がショック症状を起こさないように、これから飼育する水と元の水の環境を合わせる水合わせも行います。

塩水浴(1週間ほどの短期間)

  1. バケツ・別容器に水道水+カルキ抜きを入れる
  2. 0.5%の塩を完全に溶かす(60Lの場合、塩300g)
  3. エアレーション装置をセットし2時間以上動かす

水合わせ(温度・水質を慣れさせる)

  1. 錦鯉が入った袋を、水槽に1時間ほど浮かべて水温を合わせる
  2. 錦鯉が入っている袋の水を半分捨て、袋に水槽の水を加える。それを10分おき3回ほど繰り返す
  3. 約30分かけて徐々に水質に慣らす
  4. ネットですくって、水槽へ移す(袋の水は入れない)
  5. 1週間後、容器の水を半分カルキを抜いた新しい水と交換する

締め飼いの方法

錦鯉は60cm以上に成長することもあります。

そうすると水槽での飼育は厳しそうですが、『締め飼い』という錦鯉の成長を止めつつ、体型・色艶・模様を美しく整える、という飼い方があります。

環境の変化に反応して成長を調節する錦鯉の性質を利用した飼育方法です。

締め飼いで必要なことは以下の5つになります。

① 餌の量と質の見直し

  • 餌の回数は基本1日1回以下に抑え、消化に良い餌を使う
  • エサを与えてすぐに食べきる量が基本
  • 食べる量は水温や水質などによって変わるので、その都度エサの量の調整が必要

「食べ過ぎ=太る・色がぼやける」ので、控えめに美しく育てる意識

② 水温を安定させる

  • 締め飼いに最適な水温は 15~18℃
  • ヒーターや保温シートで急激な温度変化を防ぐ
  • 屋内水槽なら加温はしない方が色が落ち着く傾向あり

水温が高すぎると成長が進みすぎてしまい、締め飼いにならないので注意。

③ 水質管理

  • 週に1〜2回、1/3程度の換水(水槽サイズに応じて調整)
  • フィルターを清潔に保つ(詰まりやバクテリアバランスに注意)
  • アンモニア・亜硝酸チェックも定期的に

良い水質は「艶・模様の鮮明さ」に直結します。

④ 静かな環境

  • 水槽の周りを静かに保つ(人通り・テレビ・振動など)
  • 夜間はカーテンやタオルで暗くすると鯉が安心します
  • 鏡面やガラス越しの光が多すぎるとストレスになる場合も
  • 錦鯉は飛び跳ねることがあるので水槽の場合は蓋が必須

ストレスを避けると、色飛び・模様崩れを防げます。

⑤ 照明・日光のバランス調整

  • 室内照明は朝~夕方に8〜10時間程度
  • 日光は直接当てすぎず、レースカーテン越しが理想

光が強すぎると白地が黄ばんだり、赤が褪せたりするので要注意。


錦鯉はネットで購入できる

錦鯉を飼うならペットショップを回らないといけないと思っていましたが、調べたらなんとネットからでもお迎ができるようです。

こちらでご紹介するのは、錦鯉発祥の地『やまこし』にて、百年を超える歴史のなかで培われてきた錦鯉づくりの伝統と品種改良へのあくなき挑戦を続け、確かな品質の錦鯉をお届けしている販売店です↓

5000円からと少々お高めですが、大事に飼育された錦鯉なので初心者でも安心して購入できます。

ただ売り切れるのが早いので、ブックマークしてこまめに覗いてみるのがおすすめです。早春と晩秋が流通量が多いそうですよ。

最後に

鯉は群れて行動する生き物なので、一匹だとストレスを感じてしまい、弱ってしまう場合もあるそうです。

なので、水槽に余裕を感じる錦鯉の大きさ・匹数で飼育し始めるのが安心ですね。

急激な温度変化には弱いですが、幅広い水温に順応できる強い魚です。

穏やかな性格をしていて、寿命は約25〜35年ですが、50年以上生きる個体も珍しくないそうです。

金魚もそうですが、錦鯉は耳が良いので、足音で飼い主さんを聞き分けることもできるみたいです。

懐いたら足元に寄ってくるなんて可愛いですよね。

この記事で大体のイメージを掴んでいただいて、錦鯉を飼うハードルが下がれば幸いです。

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